カバールーフのメリット・デメリット
屋根リフォームを検討している方の中で、最近特に人気が高まっているのが「カバールーフ」です。
古い屋根を撤去せず、そのまま新しい屋根材を重ねて施工する方法で、「手軽に屋根をリフレッシュできる」と好評です。
ここでは、カバールーフのメリットとデメリットをわかりやすくまとめてみました。
カバールーフのメリット
- 工期が短くてスムーズ
屋根を撤去しないため、工事期間はおおよそ3〜5日ほど。
- 費用を抑えやすい
解体や処分費がかからない分、葺き替えよりも全体のコストを下げられます。
- 断熱・遮音効果がアップ
屋根が二重になることで、夏の暑さや雨音が軽減され、室内が快適になります。
- エコで環境にやさしい
廃材が少なく、環境への負担を抑えた施工方法です。
カバールーフのデメリット
- 屋根の重さが増える
既存屋根の上に新しい屋根材を乗せるため、多少の重量増加があります。構造的に問題がないか、事前に確認しておくと安心です。
- 内部の傷みを確認しづらい
下地を開けないため、野地板や防水層の劣化が見えにくい点は注意が必要です。
- 雨樋への水の流れ方が変わる
屋根材を重ねるため屋根の高さが多少変わります、そのため施工後に雨樋の調整などをしないと雨水が雨樋に流れずそのまま下に落ちてしまうことがあります。
- 次回の工事コストが上がることも
屋根が二重構造になるため、将来リフォームするときは撤去費が少し高くなる場合もあります。
カバールーフは「既存の屋根材が劣化はしているが、下地はまだしっかりしている」というケースにぴったりの方法です。
まずは屋根診断を受けて、カバールーフが適しているか確認してみましょう。
